浦賀人が、吉井に棲む。

神奈川県横須賀市!ペリー来航の地より。

半月板損傷のこと② 最初のクリニックでの仮説

膝が痛くなってからしばらく。

 

一昨年の冬くらいからだったろうか。痛いといっても、段差を踏んだ時とかに激痛が走るくらいで、最初はそこまで気にならなかった。仕事もそこそこ忙しく、ひとまずほっとけば消えるでしょ、くらいの感じが最初のころ。

 

そんななか、三浦マラソンに出ようとさえしていたが、昨年の春先、コロナ禍により中止に。多分、この時走ったらけっこう本格的に痛かったと思う。今考えてみると命拾いだったのだ。

 

夏のはじめ。痛みもさることながら、膝が伸び切らない、曲がり切らないのが気になり始め(前年の秋は正座できていた)、自宅近くの整形外科クリニックに行ってみた。この頃は、もう痛すぎて走れなかったし、日常生活でも痛くて鬱陶しい日々が続いていた。あこがれの「ほったらかし温泉」に行ったときも、車から降りるのすら痛かった。

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ほったらかし温泉。車の乗り降りすら痛いとき

1年以上放置して、いい加減気づき始めたのだ。というか考えてみる気になってきた。

 

これは割と大事。損傷とか断裂系なんじゃないか。

 

クリニックの院長先生は、『確たることは言えないけど、円板状半月板なのではないか。それが損傷している可能性がある』と見立ててくれた。『人類、特にアジア系の10数%』にありうる、とも教えてくれた。

 

そのクリニックにはMRIやレントゲンみたいな、膝の故障を機械的に視覚で診断できる設備はなかったけど、膝関節の模型をかちゃかちゃ動かしながら色々説明してくれた。『半月板は、膝のパッキンのような役割があり、捻ったりとか、何かの拍子に切れちゃったりします。円板状半月板の損傷の場合は、比較的若い人に多いんだけどね。』

 

体が出来上がりきっておらず、その中で激しいスポーツをする若者に多いということだった。そんなことがない限り、発覚することもなく人生を終える人も多くいるのだろう。

 

実態は、10数%ではなく、もっと多く存在しているのではないか(お医者さんの意見ではなく、私の勝手な推測です)。壊れなきゃ、特に問題はないのだ。

 

ここで治すことはできますか?

『(苦笑)無理ですねぇ、水がたまったのを抜いたり、痛みを散らしていくことはできますよ。』

 

治すにはどうすれば良いですか?

『手術して、傷んでいる部分を取り除くほか無いです。ただね、そのままフィッティングして生まれてきているので、基本的には手術はお勧めできないんですが、できる先生を紹介することはできます、一度行ってみますか』

 

ぜひお願いして、その日はクリニックを後にした。

帰り道、傷む足を励ましつつ家に至る緩やかな坂道を歩く。やはり損傷だったか。しかも円板状半月板とかいうワケ不明な特典付きと来た。手術は不可避だな。

 

子供が2歳になり、走るのが早くなってきた。もっと早くなる。すぐに一緒に走れなくなる。そしたら、保育園に連れて行くのはまだしも、急な動きに対処できない。危険から守ることができない!災害でもあった日には、家族を危機から守るどころか、さいあく足手まといになってしまう。

 

早く診てもらわなかったこと、後悔しかない。