浦賀人が、吉井に棲む。

神奈川県横須賀市!ペリー来航の地より。

日本100名城、制覇!!余韻をひとり夜語り

先日、ついに日本100名城を制覇することができました♪

 

2008年に駿府城を巡ったのが最初。もともと歴史小説が好きで、そのうち城めぐりでもしてみたいと思っていた20代の半ばだった。駿府城は100名城制覇の記念すべき1城目で、私が旅にのめり込む1城目にもなった。

 

あれから13年!夏に「根室半島チャシ跡群」を99城目にめぐり、ここでやっと初めて制覇が見えてきた。2012年に北海道を一周したとき(旅ブログ「しったかぶりの日本歴史旅」へ飛びます)、北海道の広さをなめすぎていて日暮れに根室に到着し、泣く泣く諦めた。この時点で残りは9城で、文句なしの最難関だった根室半島チャシ跡群を逃したのはあまりに痛く、再訪まで9年の歳月を要してしまった。

 

100城目は水戸城だった。水戸城はこの6月に二の丸角櫓の復元が完成し、大手門を含めた城郭の復元事業が完了。コロナ騒動の緊急事態宣言が明け、各施設も開館した10月の登城はベストタイミングだった。

 

おもえば長い旅路だった。それに、全部完璧に巡れたかというと、そうでもなく、朝早すぎて大書院が開城されていなかった篠山城、震災による被災で天守に登れなかった白河小峰城、目的の石碑にたどり着けなかった観音寺城など、まだまだ巡る余地を多く残している城もある。

 

また、登城後に大きな復元整備や発見があった城もある。金沢城は行く度に新しい櫓や門が復元されるし、弘前城は石垣修理で天守が曳家され、姫路城は平成の大修理が行われた。最近では犬山城で外堀が発見されるなど、城の歴史の謎はつねに解明され、アップデートされている。

 

とはいえ、多くの城ボーイ、城ガールによって、名城の語りつくされた感はどうしても否めない。ライターとして記事を書きたい時も、先輩記事が優秀すぎると内容がどうしても負けてる感があって、諦めたりもした。逆に天守から曲輪から城下町、グルメに至るまで巡れた時の記事は、自分なりに会心の記事が書けたりもする。

 

そんな中で一番こころに残る城めぐりは、実は公の場では一切触れられない部分だったりもする。地元の方とふれあう中で知り得た、通常のパンフレットやルートに載らない城めぐり(城に限らないけど)の裏ワザは、公的にはNGだったりもするからブログで公開することはない。こればっかりは、自身でめぐり、運が良ければ巡り合える自分だけのものだ。

 

あとは、例えば水戸城では朝めぐりの時に犬を散歩しているオヤジさんから瓦塀について教えてもらったり、こういう事があると城めぐりは三倍は楽しい。もしかして、地元の方に教わることがちょっと史実や公式資料と違う見解だとしても、そっちが正解かもしれないし、いろいろな考え方に出会って、自分なりに考察することも良い経験になる。

 

ともかく、ここで一区切りだ。ブログでも100名城紹介シリーズやりたいな。大変だけど(;'∀')

 

再訪したい城もあるし、続日本100名城も選定された。旅は少しも終わっていないのだ。次なる旅路を楽しみに、ひとまず!日本100名城制覇を喜びたい(^^♪