浦賀人が、吉井に棲む。

神奈川県横須賀市!ペリー来航の地より。

半月板損傷のこと③ 次の病院でのMRI検査

2020年の夏。梅雨明けのカラッとした夏空。

 

円板状半月板損傷疑い。これが最初のクリニックで得た知見だった↓

uraganokami.hatenablog.com

 

この疑惑を証明すべく、整形外科クリニックの先生に書いてもらった紹介状を持って、ママチャリ漕いで(痛い)自宅から5分の病院に向かった。

 

病院慣れしていないため、無謀にも予約をせずに行ってしまい、紹介いただいた先生は居なかったが、その時に診てくれた女医さんに、タイミングよくレントゲン、MRI検査まで誘導してもらえた。

 

MRI検査。実は高校2年の時(約20年前!)に鼻中隔湾曲症(とっ散らかるから詳しく触れない)の手術をしたときにやって以来だ。

 

丸い大きなカプセルみたいなところに入り、どんどんどんガンガンガンとすごく大きな音が鳴る。繊細な人は結構嫌がる人も多いらしく、イヤホンを付けてくれて、優し気な音楽が流れているが、大きな音なので音楽は耳に入ってこない。

 

というか、高校の時も、今回も、爆睡。俺の場合、爆睡。

 

ハイ終わりです。と言われ「ハッ」として数十分の夢の旅路から目覚めた。どんな夢だったかは忘れたが、悪くない夢だった気がする。

 

しばらく結果を待つ。ぼーっと待つ。無。

 

結果が出て、女医さんが教えてくれる。

『整形外科クリニックの先生が仰っていた通り、円板状半月板ですね。そして、ここ、ここです。この部分が、バサバサになっています。水平断裂しています。』

 

MRI検査で詳細に炙り出された膝っ小僧の内部。素人目に見て、ここ、と言われれば、確かにそこが悪そうな気がする。例えば、先生が引っかけで全然違うことを言ってたとしても、頷いて「あー確かにそうですねぇ」とか適当に相槌を打ちそうだった。

 

バサバサ、水平断裂。この二つのワードが特に印象的だったなぁ。

 

この日診てくれた先生(女医さん)が言うに、専門ではないので、この後の治療は、やはり紹介状の先生が引き継ぐことが必要とのことだった。適当に予約もせず行ったにもかかわらず、丁寧に観てくれてありがとうございました。

 

その他に、水が溜まっていることが判り、抜いてもらうことに。針を難なく左ひざの外側に差し込み、ちゅーっと吸う。先生いうに、色は薄い透明の黄色で悪くないとのことだった。白く濁っていたりすると、感染症の疑いの場合があり、混濁の黄色だと、リウマチとか痛風なのかもしれないそうだ。

 

こうしてこの日の診察は終わった。水を抜いてからは、痛みは一旦、そう一旦、嘘のように引いて、数日間は1年くらい前の、「段差を踏んだ時に激痛が走るだけ」の状態に戻った。

 

診察の時に痛いリスト

  1. どうぞーと診察室に誘われ、椅子に座るとき。
  2. ではこちらに仰向けに寝てくださいと言われ、靴を脱ぐとき
  3. 同、ベットに上がるとき
  4. 同、寝そべるとき
  5. 同、膝を伸ばすとき
  6. 同、割と無慈悲に膝をクリクリ捻ったり曲げたりされるとき
  7. 同、絶対ちょっと楽しんでる感じで、曲がらない方向に押されるとき
  8. 一通り実験が終わって元に戻るとき
  9. では起き上がってくださいと言われ、起き上がるとき
  10. 待たすの悪い気がして、なるべく急ぎ靴を履こうとするとき
  11. 椅子に座るとき

どんな時も大体全部痛い。そして、困ったことに痛みは引きずらず、短時間で落ち着いてくる。なので、喉元過ぎれば熱さを忘れ、一瞬、もう大丈夫なんじゃないかと思い込んでしまうのである。

 

蝉が鳴いている。自転車漕ぐときの膝。夏の空が広がっていた。