半月板損傷のこと④ 手術を希望する理由とは
2020年夏。
MRI検査によって、左膝の円板状半月板が損傷していることがわかった↓
自転車を漕ぐにも痛く、靴を履くのも痛い。どれくらい痛いかというとなかなか説明が難しい。確かに激痛なのに、なんだかんだほっといて生きているから、人は大したことないと思うだろうし、自分でもひょっとしたら騒ぎすぎなんじゃないかって思ったりもする。
一つ言えることは、子供が走って行ってしまっても、追いかけることができず、ちょっとした段差を踏んだだけでも激痛が走り膝から崩れ落ちる。不便だ。治せるなら治して、これらの生活を正常化したい。子供を走って追いかけられないと困る。
というわけで、秋のはじめ、整形外科クリニックの、円板状半月板を言い当てたJ先生に紹介してもらった、自宅から自転車5分の病院のF先生に(前回は会えなかったので)診てもらった。
「さすがですね。J先生の見立ては全く正しかったわけです。」
J先生を人褒めしたあと、しばしの沈黙が訪れる。
「それで・・・・・・」
如何しましょうか、と問われる。もちろん、手術でしか治せないなら手術をお願いしようと意気込んでいると、F先生、どうも乗り気でないらしく
「あまりお勧めできませんよ。今までのフィットした形を変えるわけですから」
やはりメスを入れるなりのリスクがある、という。
うーむ。困った。
「散らして凌いでいくという方法もありますよ」
うーむ。困った。
「それでもお望みであれば、やりますよ」
そうですか。
うーむ。本当に困った。F先生は良い先生だ。きっとそうだと、話していて思う。でも申し訳ないけど、自分の中に散らす選択肢はない。この膝を治したい。やっぱり子供と走りたいな。
リスク。わかる。
でも、ここで何十年後に来るかもしれない手術の不具合を恐れるより、今、子供を守り、走り、たくさんの思い出を作りたい。もし不具合が来るなら、それはそれでいい。後悔はない! ・・・と思う。
F先生は膝を気遣ってくれて、手術には気が乗らなかったのだろう。頼めばやってもくれたろう。でも、他をあたろうと思った。セカンドオピニオンじゃないけど、他の先生の見解も聞けるのなら聞いてみたい。あまり長引させたくも無いけど。
F先生は、再び整形外科クリニックのJ先生への紹介状を書いてくれた。振り出しだけど、膝のMRIのCDもゲットしたし、もう一度クリニックへ行ってみることにした。